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競馬で勝つには「万馬券狙い」が有効な理由

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競馬予想大学編集部
競馬歴10年以上のスタッフが担当。データの取り扱いが得意で、馬券の収支に直結するデータを配信することを心掛けています。競馬予想大学を通して1人でも多くの方が競馬で勝つ楽しみを味わって頂けるよう全力を尽くします。

こんにちは。編集部のMです。

「万馬券」。馬券を買うすべての人をときめかせる、魅惑的な響きを放つ言葉です。

たとえ競馬を知らない人でも、「万馬券」と聞けば、「ああ、大穴の馬が来て荒れたレースで的中した馬券のことだね」とその意味が通じます。「万馬券が当たる」=「すごい」が、ほとんどの日本人の共通認識です。

その認識を、今日で改めていただきます。実は万馬券は「たまたま当たるすごい馬券」ではなく、「積極的に狙いにいくべき、むしろ狙って当然の、きわめて身近な馬券」なのです。

競馬で勝つには、「万馬券狙い」が有効。どういうことなのか、一つひとつ説明していきます。

万馬券の基礎知識

万馬券とは?

彼を知り己を知れば百戦殆うからず。そもそも私たちが狙うべき「万馬券」とは何なのか、そこから確認していきましょう。

「万馬券」とは、100円を賭けたときの配当金が1万円を超える馬券のことです。言い換えれば、オッズが100倍を超える馬券のことですね。

「万馬券を当てるなんてレベルが高すぎる。自分にはとても無理だ」と言う人がいます。大きな誤解です。実は万馬券こそ、「当てやすい」馬券です。

多頭数のレースのオッズ表を、隅から隅までくまなく、先入観なく見てください。馬連・馬単・3連複・3連単ではほとんどのレースで「万馬券の組み合わせのほうが圧倒的に多い」ことに気づきます。

万馬券は「自分には決して手の届かない、とても馬券の上手な人が当てるもの」ではありません。「すぐそこにいくらでもある、誰にでも手が届くもの」なのです。

馬券種別の万馬券発生確率

すべてのレースで発売されている券種は、「単勝」「複勝」「枠連」「馬連」「ワイド」「馬単」「3連複」「3連単」の8つ。それぞれの券種での「万馬券発生確率」はどれくらいなのか見ていきましょう(データは2010年~2018年9月23日現在までの全30196レースが対象)。

・単勝

万馬券発生確率:0.82%

(248/30196)

・複勝

万馬券発生確率:0.06%

(18/30196)

・枠連

万馬券発生確率:2.70%

(814/30196)

・馬連

万馬券発生確率:12.86%

(3882/30196)

・ワイド

万馬券発生確率:7.27%

(2194/30196)

・馬単

万馬券発生確率:24.28%

(7333/30196)

・3連複

万馬券発生確率:35.12%

(10606/30196)

・3連単

万馬券発生確率:76.60%

(23129/30196)

当然のことながら、的中の難易度が高くなるに伴い、万馬券の出現頻度も高まっています。とくに3連単は、10レース中7レースが万馬券。相当な頻度です。

馬券種別の歴代最高配当額

WIN5を含めた9つの券種における、これまでの歴代最高配当額は次のとおりです(2018年9月30日現在)。

・単勝

5万6940円

(2014年4月26日 福島8R)

・複勝

1万6110円

(2010年6月26日 福島2R)

・枠連

12万3410円

(1970年2月22日 小倉2R)

・馬連

50万2590円

(2006年9月9日 中京1R)

・ワイド

12万9000円

(2017年12月3日 中京7R)

・馬単

149万8660円

(2006年9月9日 中京1R)

・3連複

695万2600円

(2006年9月9日 中京1R)

・3連単

2983万2950円

(2012年8月4日 新潟5R)

・WIN5

4億2012万7,890円

(2016年8月21日)

いかがでしょう。どれもこれも、惚れ惚れする配当額ですね。

ちなみに、14番人気で見事1着となり、3連単歴代最高配当の立役者となったミナレットは、その3年後、G1・ヴィクトリアマイルで18番人気ながら3着に粘り切り、3連単歴代5位の「2070万5810円」という大万馬券も繰り出しています。全41戦の競走生活の中で2度も「2000万円超」の配当額をたたき出してしまった、とんでもない馬でした。

「万馬券的中証明書」とは?

JRAの電話・インターネット投票会員専用ウェブサービス「CLUB A-PAT」に登録(無料)していると、電話・インターネット投票によって万馬券を的中させたときに「万馬券的中証明書」を受け取ることができます。

「オレ、万馬券を当てたんだぜー」と何の証拠もなく言ったところで、単なるホラ吹きにしか思われませんし、そうかといって的中馬券のコピーを証拠として見せたところで、複数点買っている馬券ならば「どの買い目のオッズが何倍で、結果どれくらいの払い戻しを受けたのか」を事細かに説明しなければならず、そのすごさが伝わりづらい難点があります。

その点、万馬券的中証明書は「氏名」「日付」「的中レース番号」「買い目」「購入金額」「払戻金単価(100円当たりの払戻金)」「払戻金合計」がすべて記されているため、文字通り「万馬券」の「的中」を速やかに「証明」する役割を果たします。

万馬券的中証明書によって、「的中自慢」がしやすくなったといえるのです。

万馬券的中証明書は3種類あります。

払戻金単価が10万円未満のものは、ごくごくふつうの「万馬券的中証明書」。背景は白と緑の「JRAカラー」です。

しかし払戻金単価が10万円を超えると、万馬券的中証明書のグレードがワンランクアップし、「10万馬券的中証明書」となります。背景は銀色。あくまでもウェブ画面での発行となる的中証明書ですが、それでも高級感が漂います。

そして払戻金単価が100万円を超えると「100万馬券的中証明書」を受け取ることができます。背景の色は金色。馬券師として最高級の栄誉にふさわしい、きらびやかな証明書が発行されます。

万馬券を制するものが競馬で勝てる理由

競馬はJRAではなく馬券ファンとの戦い

馬券を買う上で最大の「敵」。それは決して、JRAではありません。もちろん騎手でも調教師でも馬主でも、競走馬でもありません。

あなたと同じように馬券を買い、「差せ!」「そのまま!」と声援を送る競馬ファン。彼らこそが馬券を買う上での最大の「敵」なのです。

なぜか。それはオッズの仕組みと関係しています。

競馬のオッズは、競輪や競艇、オートレースといった他の公営競技と同じく、「パリミュチュエル方式」で決まります。

パリミュチュエル方式とは、投票券の総売上を胴元(JRA)がプールし、主催者収入として控除率分の金額が差し引かれた残りを当選者(馬券的中者)で分配するというもの。

言い換えれば、馬券は周りの競馬ファンたちとの「パイの奪い合い」ということです。

周りが当てられない馬券を当ててこそ儲かる

馬券は周りの競馬ファンたちとの「パイの奪い合い」。そして至極当然のことですが、誰もが「買いたい」と思う人気の馬のオッズは低くなり、誰もが「これは来ないだろう……」と見向きもしない馬のオッズは高くなります。

競馬ファンの大多数が参考にするのが、競馬新聞です。◎の多い馬ほど「信頼度が高い」と判断され、人気になります。

ここで注意したいのが、「人気になる馬を買い続けても儲からない」という、これまた当たり前の事実です。

「信頼度が高い」ということは「的中率が高い」ということでもありますが、それは必ずしも「儲かる」ということではありません。しばらく競馬をやり続けている人間であれば、誰もが「トリガミ」の経験があるでしょう。「当たったところで儲からない」という事象が多く起きるのが競馬の世界なのです。

だからこそ、大儲けを企むならば「的中率」より「一発の破壊力」。どんなに人気の馬でも外れるときは外れるし、どんなに人気薄の馬でも1着になるときはなります。それならば出走表をじっくりと見て、「これだ!」と思う人気薄の馬を買い続けていたほうが得だというわけです。

もちろん、闇雲に人気薄の馬ばかりを買い続けていても、当たるわけありません。

ここからは「万馬券の攻略法」を考えていきます。

万馬券の攻略法

万馬券になりやすいレースとは?

万馬券になりやすいレースには、いくつかのパターンがあります。

まず「13頭以上」が出走していることが大前提。出走頭数が多ければ多いほど、展開や馬群の紛れも多くなり、人気馬が人気通りの実力を発揮することが難しくなるからです。

そしてその上で、次の3つのパターンに当てはまるレースが、すなわち「万馬券になりやすいレース」となります。

パターン① 「弱い馬」しか出走していない

未勝利戦ではとくに、前走で勝ち馬から1秒以上放された馬しか出走していないレースや、前走で掲示板に乗った馬が1頭もいないレースが多くなります。

このようなレースは非常に予想しづらいものがあります。どの馬も魅力に乏しく、率直に言えばどの馬も「来なさそう」だからです。

しかし現実には、どの馬も「来なさそう」でも、レースは行われます。

来る馬がいない中、各競馬新聞のトラックマンは無理矢理予想し、競馬ファンも無理矢理馬券を買います。そのような「捻出」された人気馬が信頼できるはずもなく、このようなレースは間違いなく万馬券になります。

パターン② 上位人気馬の人気の理由が「外国人騎手だから」という要素しか見いだせない

パターン①の派生形です。

外国人騎手と日本人騎手のレベルの差は多くの競馬ファンの知るところで、外国人騎手が乗っている馬は実力の割に過剰に人気になることが多くあります。

馬柱だけを見れば「来そうな馬がいないレース」なのに、外国人騎手が乗るからという理由ひとつで人気に差がついているレースは、万馬券が出る可能性が高くなります。

外国人騎手が乗ろうが、走らない馬は走りません。あまり外国人騎手を神格化せずに、冷静に予想したいところです。

パターン③ キャリアの浅い馬が過剰人気になっている

4~8月の3歳未勝利戦や下級条件戦でよく見る光景です。

弱いメンバーばかりの未勝利戦に、血統や調教のよいピカピカの未出走馬が出てきたり、同じく弱いメンバーばかりの下級条件戦に、デビュー2戦目で未勝利を勝ったばかりの馬が昇級戦で臨んできたりした場合、その馬が人気を被ることが多くあります。

そんなときは「万馬券チャンス」です。

周りのメンバーが弱いばかりに、「キャリアが浅い」というマイナス要素が、新聞の馬柱を見るうちにいつの間にか「未知の魅力」というプラス要素のように思えてきてしまい、なぜか人気になってしまう。そのような現象がよく巻き起こるのです。

万馬券を演出する穴馬の見つけ方

「万馬券になりやすいレース」はわかりました。ここから問題になってくるのが、そのレースで「万馬券の主役」となる馬の見つけ方です。

これは馬券を買う人間にとって永遠のテーマであるといえます。

もちろん、穴馬の狙い方に正解はありません。ただ、「万馬券になりやすいレース」が3つのパターンに分けられるのだから、その3つのパターンの「裏」をかけば的中しやすいというのが私の考えです。

「裏」をかくとはどういうことか。

パターン①では、「弱い馬」しか出走しておらず、これまでの成績から「来る馬」を探し出すのは困難です。だからこそ「血統」に注目し、その馬のコース相性を「種牡馬」からあぶり出すのが有効な手段です。

パターン②では、外国人騎手の乗る馬が過剰に人気になっています。そんなときこそ、日本人騎手の中から当該コースを得意としている騎手を探し出し、狙い撃つのがおすすめです。

パターン③では、汚れを知らない、ピカピカに見える馬が異様な人気になっています。それとは真逆の、泥水を飲んでなお這い上がろうとしているキャリア豊富な馬を狙い撃つのが効果的です。

とにかく、大衆の「裏」をかく。これが万馬券を獲るために大切な心構えです。

【まとめ】

「万馬券を当てるなんて自分には無理」と言ったら、話はそこでおしまいです。「万馬券は身近なものだ」と認識し、積極的に万馬券を狙い出すと、あなたの馬券ライフはガラッと変わり、競馬が俄然、面白くなります。

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