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こんにちは。編集部のMです。
日本で近代競馬が始まったのは1862年。実に150年以上、競馬は日本人に親しまれてきています。
競馬がこれほど長く愛され、多くの人を虜にする理由。それは「予想法に正解がないから」ではないでしょうか。
「こう買えば当たる」という絶対的な予想法があったら、競馬は成り立ちません。
レース前夜から検討を重ね、「ほぼこの予想で間違いないだろう」という完璧な筋書きを描いても、まさかの出遅れがあったり、陣営の作戦通りに騎手が御せなかったりして、「完璧な筋書き」はことごとく覆される。そんな中で不意に訪れる、会心の的中……! もう、興奮するなというほうが無理でしょう。
今回は、勝ち馬を導き出すためのメソッドである「競馬予想法」についてのお話です。
目次
いろいろな競馬予想法

「予想のプロ」はどう予想するのか
競馬には、「こう買えば当たる」という必勝法こそありませんが、「こう買い続ければ儲かる」という予想法は存在するようです。競馬の配当金だけで生活している「馬券生活者」が多数存在することが、それを証明しています。
まずは、新聞や雑誌、インターネット上で自分の予想を発信している「予想のプロ」が、どのような根拠に基づいて予想をしているのかを見ていきましょう。
いろいろな競馬予想法を見ることで、自分に合う予想法が見つかるかもしれません。
血統
競馬は「ブラッドスポーツ」といわれます。それほどまでに競走馬は、血統の影響を色濃く受けるのです。
短距離が得意な馬の産駒は短距離が得意に、ダートが得意な馬の産駒はダートが得意になりやすくなります。そのような種牡馬ごとの「傾向」を分析し、レースに出走する馬たちの適性を探るのが血統予想です。
能力指数・スピード指数
独自の能力指数・スピード指数を算出してレースを推理する予想家もいます。
「競走馬にはそれぞれ、ポテンシャルの限界値が決められている。持っている能力を、そのレースで発揮できるかどうかが予想の肝である」という信念のもと、過去のレースの走破タイムや相手関係のレベルを指数に落とし込み、
それを予想の指針にするというものです。
日刊コンピ指数
いろいろな予想家・予想機関が発信している能力指数の中でいちばん身近で手に入りやすいのが、日刊スポーツの紙面に掲載されている「日刊コンピ指数」でしょう。
日刊コンピ指数は1970年代に掲載されていた「コンピュータオッズ」が前進といわれており、古くからの歴史があります。それだけに、日刊コンピ指数の研究を重ねてきた人も多く、書店には「日刊コンピ指数」に関する数々の著書があふれています。著者によりその活用法も違いますから、自分に合う本を選んでみるのがいいでしょう。
コース適性
中央競馬には10の競馬場があります。そのなかには「似たようなコース形態」の競馬場もいくつかあります。
たとえば、中山競馬場と阪神競馬場はどちらもタフな馬場となりがちで、スピード一本槍の馬にはきついコースです。ゴール前に急な坂があるテンも似ています。
札幌競馬場と函館競馬場の芝は、どちらも「洋芝」のみ。これも非常に力のいる馬場です。
このような「コースの特徴」を分析して、過去の好走レースから「このコースを得意とする馬」を狙い撃つ、コース適性重視の予想の仕方もあります。
ラップタイム分析
競馬には、大きく分けて「逃げ」「先行」「差し」「追込」という4つの戦法があり、競走馬はその中から自分に合う戦法を選んでレースに臨みます。
スタートダッシュが速い馬もいれば、ラストスパートに自信のある馬もいるということです。
その差は「ラップタイム」に現れます。この「ラップタイム」と「コース適性」とを結びつけて予想を展開するのが、ラップタイム分析です。
調教
「どんなに能力が高く、コース適性のある馬でも、絶不調だったら好走できないだろう」ということで、競走馬の「調子」を重視する予想家もいます。
通常、毎週水曜・木曜に行われる調教を参考にしながら、調子の良し悪しを判断するのです。
一般の競馬ファンが調教を見学したり、その内容を判断したりするのはなかなか難しいもの。その分、現場でなければわからない調教情報を発信している予想家やライターも多くいます。参考にするのも悪くないでしょう。
騎手
競走馬を動かすのは騎手です。騎手も人間ですから、騎乗する馬が単勝1倍台のダントツ人気になっていたら緊張もするでしょうし、得意なコースに乗るときには「よし、この条件はおれのものだ」と腕が鳴るでしょう。
そのような、騎手の「精神状態」や「相性」に注目する予想家もいます。
騎手は馬主、調教師など、さまざまな人間関係の中で動かざるをえない場面もあります。書店の競馬本コーナーには、そのような「組織の中の人間」としての騎手に注目し、予想に活かせるような情報を発信している本もあります。
オッズ理論
競馬にまつわるさまざまな情報・予想材料の中で、唯一、競馬ファン自身が動かすことができるものが「オッズ」でしょう。
オッズは「競馬ファンが馬券を買う」という、その購買行動によって動きます。つまり、ここまでに挙げてきたさまざまな予想理論をもとに競馬ファンが馬券を買う、その結果が「オッズ」というわけです。
そこで、「オッズこそがあらゆる予想理論の集大成」と、オッズの研究に身を捧げる予想家もいます。
さまざまなオッズ理論が発表されていますので、参考にするのもよいでしょう。
競馬初心者でも当たる馬券の買い方

「当てやすい馬券」を考える
競馬初心者の方からよく受ける質問が「どうしたら当たる馬券が買えますか?」というものです。
もちろん「確実に当たる馬券」を見抜くことなど、神様か超能力者でもない限りは無理です。しかし、競馬歴の長いプロフェッショナルの意見を総合すれば、「初心者でも当てやすい馬券」を考えることはできます。
「ワイド総流し」から始めよう
いちばん当てやすい馬券は、間違いなく「複勝」でしょう。
出走馬の中から1頭を選び、その馬が3着以内に入れば配当金を得られるのが複勝です。競馬新聞に重い印がついている、人気の高い馬の複勝を買えば、高い確率で当てることができます。
ただし、複勝は「万人にとって当てやすい」馬券。当然、人気馬のオッズは低くなります。1番人気馬の複勝オッズは、下限で1.1~1.3となることがほとんど。中には1.0倍という「元返し」のレースもあります。これでは、なかなか儲けることができません。
そこでお勧めなのが「4~6番人気馬を軸とした、ワイド総流し」という方法。
競馬新聞の印で「◎」や「○」こそついていないけれど、印の上から下まで、誰の予想でも「▲」や「△」、「☆」といった「要注意」の印がついている馬を軸として、出走馬全頭に総流しをかけるのです。
1点あたり100円ですから、出走馬が18頭いたら、1700円かかります。しかしワイド総流しでは、軸馬が3着以内に入りさえすれば、払戻金は自動的に、「1着2着」「1着3着」「2着3着」のうち2通り受け取ることができます。その合計が1800円を超えれば、収支はプラスです。そして「4~6番人気」を軸とするわけですから、たとえ1番人気と2番人気の馬が3着以内に入ってしまっても「的中して損」となる可能性は少なくなります。
それどころか、最低人気の馬まで買っているわけですから、万馬券も決して夢ではなくなるわけです。
的中率と爆発力をバランスよく得られつつ、軸馬を見抜く目を養える「ワイド総流し」。試してみませんか?
競馬で必要な「軍資金」

無理のない額を用意する
競馬には軍資金が必要です。「いくらくらいの軍資金が必要か」と聞かれれば、「それは人それぞれです」と答えるしかありません。
人によって収入も違えば、競馬にいく頻度も違います。自分のペースで、無理のない軍資金を用意して賭けるのがベストです。
ただ、いくら「軍資金は人それぞれ」とはいえ、
せっかく競馬場に来ているのに、1日を通して「軍資金100円」ではなんとも寂しいものです。
入場料で100~200円かかり、競馬場までの交通費もかかっているわけですから、最低でもそれ以上の額の軍資金は用意して競馬を楽しみたいところです。
軍資金とは、言い換えれば「全部負けてしまっても、取り返しのつくくらいのお金」です。つもり貯金の要領で、「何かに使ったつもり」で用意するのが、気持ち的にもお手軽かもしれません。
「飲み会にいったつもり」で5000円。「後輩にご馳走したつもり」で1万円。「結婚式のご祝儀」のつもりで3万円……あまり高額になりすぎると取り返しのつかないことになりますが、自分なりの「つもり予算」で軍資金を用意すると、長く競馬を楽しむことができます。
馬券が当たらない人が見てほしいチェックポイント

競馬はメンタルが大きく左右する
「どうにも馬券が当たらない……」。そんな人は、次のポイントをチェックしてみましょう。知らず知らずのうちに、自分から「損をする買い方」をしているのかもしれません。
・「当てたい」という気持ちが強すぎて、多くの点数を買いすぎていませんか?
・「当てたい」という気持ちが強すぎて、当たっても儲からない(=オッズが低く、的中したところで元を取り戻せない)馬券も買い目に入れていませんか?
・「当てたい」という気持ちが強すぎて、見送るはずだったレースにまで手を出していませんか?
・「負け分を取り戻したい」という気持ちが強すぎて、1点あたりの金額が増えていませんか?
・「負け分を取り戻したい」という気持ちが強すぎて、無謀な倍率の馬券ばかり買っていませんか?
このように、馬券の勝ち負けは、買い手のメンタルが大きく影響します。
「当てよう」「負け分を取り戻そう」という邪念が働くと、とたんに当たらなくなる。それが競馬なのです。
どの馬が勝つかと、わくわくしながら予想をする「初心」を忘れないことが、競馬で勝ついちばんの秘訣なのかもしれません。
本命党・穴党のメリット・デメリット

本命党
馬券を買う人には、大きく分けて「本命党」「穴党」の2種類がいます。それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。まずは本命党からです。
本命党のメリット
・的中率が高まる
本命党のデメリット
・万馬券が当たりにくい
・競馬仲間から「本命ばかり狙うつまらない奴」と思われやすい
「的中率重視」「儲かることより、当たることに楽しみを見いだす」という人には、本命党への入党をお勧めします。
穴党
ただし、競馬をギャンブルとして極めたい方には、断然、穴党への入党をお勧めします。
競馬の配当は、胴元(JRA)の取り分を引かれた額となっています。
たとえば、馬連の控除率は77.5%。つまり馬連77.5倍の馬券を的中させた人は、本来ならば100倍の「万馬券」を的中させているわけです。しかし胴元に22.5%を引かれているため、本来の取り分の77.5%しか得ることができないわけですね。
本当の意味で「競馬で勝ちたい」と考えるのならば、大きな倍率をドカンと仕留めないといけません。
そう考えているのが「穴党」という人たちです。何を隠そう、私もそんな「穴党」のひとりです。
穴党のメリット・デメリットは次の通りです。
穴党のメリット
・的中したときの見返りが大きい
・人気馬を疑う目が身につく
・スポーツ紙の安易な情報に流されにくくなる
穴党のデメリット
・的中率は低い
・競馬仲間から「穴ばかり狙うひねくれた奴」と思われやすい
「一発で大金持ち」というロマンを追い求めるのが穴党です。
あなたが穴党への「禁断の扉」を開けるのを、心からお待ちしております。
【まとめ】
競馬の予想法に正解はありません。そして競馬の賭け方にも正解はありません。ぜひ、自分なりの予想法を組み立て、自分なりの賭け方を見つけてみてください。