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前走の天皇賞(春)では5番人気に支持されたものの、12着と結果を出せなかったサトノクロニクル。G1ではまだ敷居が高かったのだろうか。チャレンジカップを制しているように、G3からリスタートとなる一戦だ。
今回は池江厩舎から3頭が出走を予定しており、そのなかでもデムーロ騎手を手配してきたサトノクロニクルから最も勝負気配を感じている。兄のサトノラーゼンは京都新聞杯を制した後に、もう一度重賞を勝つことはなかった。弟は兄を超えられるのか? そのために必要な条件とは? さまざまな角度からサトノクロニクルを解析していこう。
目次
[騎手]複勝率100%コンビが帰ってくる
小倉芝2000mにおけるデムーロ騎手は勝利数順に並べた表の中で一番下に位置している。しかし、率で比較すれば高い成績になっており、出走数が少ないだけで問題ないと考えていいだろう。
デムーロ騎手とのコンビでチャレンジカップを制しており、1勝3着1回と馬券圏内を外していない。今年も好調のデムーロ騎手ならここでも良い騎乗を見せてくれるはずだ。
騎手 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
川田将雅 | 26% | 54% | 67% | 121% | 157% |
北村友一 | 16% | 27% | 39% | 95% | 89% |
バルジュ | 19% | 33% | 37% | 124% | 91% |
松山弘平 | 7% | 16% | 27% | 85% | 72% |
藤岡佑介 | 16% | 27% | 32% | 204% | 100% |
幸英明 | 7% | 18% | 27% | 59% | 81% |
鮫島克駿 | 10% | 14% | 17% | 86% | 45% |
和田竜二 | 7% | 15% | 28% | 98% | 84% |
丹内祐次 | 10% | 17% | 29% | 90% | 77% |
松若風馬 | 6% | 10% | 14% | 51% | 35% |
丸山元気 | 13% | 17% | 23% | 96% | 51% |
藤岡康太 | 6% | 24% | 28% | 28% | 64% |
浜中俊 | 6% | 19% | 28% | 17% | 71% |
小牧太 | 9% | 18% | 27% | 79% | 127% |
武豊 | 17% | 33% | 39% | 117% | 75% |
中谷雄太 | 9% | 12% | 24% | 61% | 52% |
吉田隼人 | 9% | 11% | 20% | 23% | 44% |
田中健 | 43% | 43% | 43% | 3547% | 834% |
ホワイト | 11% | 33% | 44% | 210% | 171% |
国分恭介 | 10% | 19% | 19% | 67% | 59% |
秋山真一 | 5% | 8% | 15% | 24% | 40% |
太宰啓介 | 6% | 9% | 12% | 67% | 45% |
松田大作 | 11% | 16% | 21% | 43% | 53% |
酒井学 | 3% | 22% | 25% | 24% | 74% |
荻野極 | 3% | 15% | 24% | 14% | 196% |
丸田恭介 | 4% | 16% | 24% | 14% | 139% |
菱田裕二 | 3% | 14% | 17% | 17% | 40% |
岩崎翼 | 2% | 4% | 10% | 7% | 73% |
小崎綾也 | 8% | 17% | 33% | 40% | 87% |
M.デム | 20% | 40% | 40% | 36% | 54% |
※小倉芝2000m 2015年以降の集計結果
騎手 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
川田・京都芝3200m | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
デムーロ・小倉芝2000m | 20% | 40% | 40% | 36% | 54% |
※2015年以降の集計結果
[厩舎]メンバー中トップの池江厩舎
小倉芝2000mにおける池江厩舎は勝利数、勝率ともにメンバー中トップの成績を残している。この表の2番手にいる橋田厩舎の勝利数と比較すると、トリプルスコアの差をつけているように、得意コースと考えていいだろう。
前走の京都コースとの比較では成績は下がっているが、今回のメンバーでは断然のトップ。データ分析記事でも触れたが、休み明けで小倉記念を使った池江厩舎の馬が、過去にも好走を繰り返している。今年はメンバーが少ないなかで3頭出し。場合によっては3着以内独占もあり得るのではないだろうか。
調教師 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
(栗)池江泰寿 | 14% | 29% | 31% | 51% | 69% |
(栗)橋田満 | 12% | 12% | 18% | 34% | 32% |
(栗)宮本博 | 3% | 9% | 22% | 13% | 64% |
(栗)須貝尚介 | 6% | 19% | 25% | 72% | 68% |
(栗)湯窪幸雄 | 7% | 14% | 14% | 12% | 24% |
(栗)吉田直弘 | 6% | 6% | 12% | 8% | 21% |
(栗)中村均 | 0% | 6% | 6% | 0% | 10% |
(美)国枝栄 | 0% | 100% | 100% | 0% | 200% |
(美)鹿戸雄一 | 0% | 0% | 25% | 0% | 85% |
※小倉芝2000m 2015年以降の集計結果
場所・芝のみ | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
京都 | 20% | 31% | 41% | 93% | 71% |
小倉 | 17% | 33% | 42% | 59% | 79% |
※池江厩舎 2015年以降の集計結果
[血統]トニービン内包で適性あり
小倉芝2000mにおけるハーツクライ産駒は複勝率30%と高い安定感を示している。内訳は4-14-9-64で取りこぼしが目立っているものの、複勝回収率は99%と、人気問わず馬券圏内に入れているようだ。また、ハーツクライ産駒ではメイショウナルトが小倉記念を勝利したことがあるように、トニービンの血をもった馬の成績が良い。
今年のメンバーだと、トニービンの血をもった出走馬はサトノクロニクルのみとなっている。適性を発揮すれば楽勝すらあり得る血統と言っていいだろう。
種牡馬 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
ハービンジャー | 13% | 24% | 29% | 77% | 83% |
ステイゴールド | 8% | 16% | 25% | 52% | 64% |
メイショウサムソン | 16% | 24% | 27% | 178% | 84% |
ハーツクライ | 4% | 20% | 30% | 31% | 99% |
マンハッタンカフェ | 8% | 16% | 25% | 27% | 84% |
タニノギムレット | 3% | 7% | 17% | 8% | 71% |
タートルボウル | 17% | 17% | 17% | 533% | 126% |
RegalRansom | 50% | 50% | 50% | 145% | 85% |
リーチザクラウン | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
※小倉芝2000m 2015年以降の集計結果
場所・芝のみ | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
京都 | 8% | 18% | 29% | 87% | 76% |
小倉 | 8% | 17% | 30% | 68% | 105% |
※ハーツクライ産駒 2015年以降の集計結果
[脚質]前走中団からの競馬が良かった!?
小倉記念は前のレースで、4コーナーを5番手以下で回る競馬をしていた馬の成績が良い。これに関しては、レース傾向だけでなく、サトノクロニクル自身も同じようなことが言える。
菊花賞では4コーナー13番手、次走のチャレンジカップを勝利。有馬記念では4コーナー6番手の競馬から、次走の阪神大賞典を2着、と傾向に当てはまっているのだ。さらに、サトノクロニクルは1走おきに好走するタイプ。前走敗れているので今回が走る順番かもしれない。
前走4角 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
4番手以内 | 4% | 7% | 17% | 21% | 47% |
5番手以下 | 8% | 17% | 22% | 161% | 94% |
※小倉記念 2008年以降の集計結果
[前走距離]好成績!距離短縮組
小倉記念は前走から距離短縮で挑む馬の成績が良いレースである。2009年には人気薄のダンスアジョイが勝利し、2013年の勝ち馬ラブリーデイも距離短縮だった。
同じサトノグループとしては、サトノノブレスの再現を狙いたいところだろう。菊花賞からチャレンジカップも、大幅な距離短縮で制しているように、このローテーションの経験が生きてくるはずだ。大きなプラス材料と評価していいのではないだろうか。
前走距離 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
同距離 | 8% | 16% | 22% | 110% | 80% |
今回延長 | 2% | 6% | 14% | 8% | 56% |
今回短縮 | 14% | 21% | 29% | 497% | 143% |
※小倉記念 2008年以降の集計結果
[前走クラス]前走G1組は、自己条件で巻き返す
小倉記念は前走でG1に出走していた馬が強いレースである。過去にはドリームジャーニーや、サトノノブレスがこのローテーションで制している。さらに、ベルーフやラブリーデイもこのパターンだった。しかも、このローテーションで出走する馬は、そのほとんどが人気馬である。
それにもかかわらず、高い単複回収率になってということは、高確率で馬券に絡み続けていると説明できるだろう。サトノクロニクルには、これも追い風データになりそうだ。
前走クラス | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
1000万下 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
1600万下 | 8% | 16% | 20% | 62% | 67% |
OPEN特別 | 0% | 0% | 8% | 0% | 42% |
G3 | 6% | 14% | 21% | 97% | 80% |
G2 | 17% | 17% | 17% | 1078% | 226% |
G1 | 22% | 44% | 56% | 101% | 120% |
※小倉記念 2008年以降の集計結果
[馬体重]絞って出てくれば…もしくは大幅増!?
小倉記念は馬体重が520キロ以上の大型馬の苦戦しているレースである。前走は458キロだったサトノクロニクルの場合は、少し馬体重が増えると「460-479キロ」の、成績が少し落ちるエリアに該当してしまう。
できれば前走と同じか、少し減らして出走したいところだ。逆に増やして出走となるならば、480キロ超える大幅増でもレース傾向とはマッチしてくる。当日の馬体重とパドックの様子は必ずチェックするようにしよう。
馬体重 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
400~419kg | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
420~439kg | 17% | 17% | 17% | 70% | 30% |
440~459kg | 8% | 20% | 32% | 59% | 118% |
460~479kg | 3% | 6% | 12% | 22% | 34% |
480~499kg | 7% | 17% | 26% | 137% | 101% |
500~519kg | 11% | 15% | 19% | 290% | 103% |
520kg~ | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
※小倉記念 2008年以降の集計結果
[まとめ]プラスデータを揃えて、必勝態勢が整う
これまでのデータを振り返ると、プラス評価のほとんどに該当している。
レース傾向だけでなく、サトノクロニクル自身の得意条件と合致している点も心強い。
また、崩れているのは外回りコースばかりで、内回りに変わるタイミングで巻き返していることが多い。小倉コースは初めての出走になるが、適性を示して好走してくる可能性が高そうだ。