重賞レース考察

[重賞レースの概要・見どころ]愛知杯

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愛知杯の概要・見どころ

古馬牝馬限定重賞としては年明け初となる一戦。G1のステップレースに位置づけられているわけではないが、賞金を積み上げてステップアップを期す馬たちにとっては重要な戦いとなる。第45回のディアデラノビアと第52回のディアデラマドレは母子制覇を達成。第47回はリトルアマポーラが前年のエリザベス女王杯以来、久々の優勝を果たした。牝馬限定のハンデ戦ということもあり、波乱の決着も少なくない。

愛知杯の歴史

1963年、3歳以上のハンデキャップ競走として創設。当初は中京競馬場にかつて存在した「砂2000m」のコースで行われていた。1970年、中京競馬場に芝コースが完成すると、愛知杯も芝2000mへと移行。1972年からは父内国産馬の奨励・保護のため、父内国産馬限定の重賞として行われ、これが2003年まで続いた。1984年、グレード制導入時にG3として格付けされる。2004年、牝馬重賞競走体系が整備されることに伴い、牝馬限定戦に変更。競走条件がめまぐるしく変わってきたが、現在は「牝馬限定のハンデG3」として定着している。

愛知杯の開催時期

第1~2回、第7回は8月に開催。第3~6回、第8~37回は原則12月に開催(第24回は11月30日開催)。第38回には一転、6月の開催となり、これが第43回まで続くが、第44~52回は12月への開催に回帰。第53回からは1月開催に移行し、現在に至る。

愛知杯の競走条件

直近1年以内に出走歴のある4歳以上の牝馬が出走可能。負担重量規定はハンデキャップ。

第1~7回は中京砂2000mで開催、第8回以降は中京芝2000mで開催(第37回、第48~49回は小倉で開催)。第10~41回は父内国産馬限定競走。第42回以降は牝馬限定戦。地方競馬所属馬は1998~1999年、2006~2014年は出走可能だったが、2016年以降は出走不可となっている。出走可能な時期もあったが、現在は出走不可。外国産馬は2004年から、外国調教馬は2006年から出走可能となった。

愛知杯のコースの特徴

中京競馬場芝2000mで行われる。スタート地点はホームストレッチの急坂の途中。そこから左回りのコースを1周してゴールを迎える。向正面までは緩やかな上り。そこからは一転、緩やかに下っていき、最後には直線での急坂が待ち受ける。

人気

いかに波乱の決着が多いかは、6~10番人気の単勝回収率145%・複勝回収率90%、11番人気以下の単勝回収率126%・複勝回収率87%という数字を見ても明らかだろう。1番人気でさえ、複勝率は5割そこそこ。2013年には12番人気フーラブライドが1着、14番人気キャトルフィーユが2着、13番人気コスモネモシンが3着と2桁人気馬が上位を独占し、3連単は471万馬券の大荒れとなった。とにもかくにも、大穴を狙っていきたいレースだ。

人気 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1番人気 20% 33% 53% 73% 86%
2番人気 7% 20% 40% 54% 82%
3番人気 0% 7% 20% 0% 46%
4番人気 13% 13% 27% 94% 62%
5番人気 0% 13% 13% 0% 51%
6~10番人気 8% 13% 17% 145% 90%
11番人気以下 3% 7% 9% 126% 87%

※愛知杯2004~2019年の集計結果

単勝オッズ 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1.9倍以下 50% 50% 50% 95% 55%
2.0~2.9倍 0% 0% 0% 0% 0%
3.0~3.9倍 0% 29% 57% 0% 87%
4.0~4.9倍 20% 40% 60% 82% 106%
5.0~6.9倍 8% 15% 31% 45% 64%
7.0~9.9倍 9% 13% 26% 67% 68%
10.0~14.9倍 12% 15% 19% 153% 78%
15.0~19.9倍 4% 8% 13% 63% 55%
20.0~29.9倍 3% 13% 16% 57% 109%
30.0~49.9倍 6% 13% 17% 223% 160%
50.0~99.9倍 3% 3% 3% 188% 41%
100.0倍以上 0% 0% 0% 0% 0%

※愛知杯2004~2019年の集計結果

脚質

2017~2019年は先行勢が好調。2018年は6番人気エテルナミノル、2019年は8番人気ワンブレスアウェイが勝利し、2017年には10番人気サンソヴールが2着、6番人気クインズミラーグロが3着と高配当の誕生に一役買っている。一方、高低差が激しく直線も長い中京コースらしく、他重賞と比べると差し・追込勢の台頭も目立つ。2016年のバウンスシャッセ、2017年マキシマムドパリと、4コーナー10番手以降で回ってきた馬が連勝。あくまでも展開との兼ね合いではあるが、好位~中段につけられる馬を中心にしつつ、追込馬の一発にも注意を払いたい。

脚質 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
逃げ 6% 12% 18% 85% 74%
先行 10% 17% 20% 126% 85%
差し 4% 10% 20% 130% 91%
追込 4% 9% 10% 43% 61%
マクリ 100% 100% 100% 1530% 370%

※愛知杯2004~2019年の集計結果

前走との間隔

2019年は1着ワンブレスアウェイ、2着ノームコア、3着ランドネとすべて「前走エリザベス女王杯(中10週)」の3頭で決まったが、これは例外の部類。好走率が高いのは中3~4週で出走してきた馬たちで、単勝・複勝ともに回収率も100%を超えている。前走からほどよい間隔が開いている馬の好走率が高い。

間隔 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
連闘 0% 0% 0% 0% 0%
2週 0% 3% 3% 0% 5%
3週 10% 10% 25% 101% 111%
4週 8% 22% 27% 228% 205%
5~9週 6% 12% 18% 86% 67%
10~25週 4% 9% 13% 138% 39%
半年以上 33% 33% 33% 730% 260%

※愛知杯2004~2019年の集計結果

枠順

枠順の影響を受けにくいレースといえる。スタートから最初のコーナーまでの距離は短いのだが、カーブが大きく、また向正面の距離も長いことも影響しているのだろう。枠順以外のファクターを重視して予想に臨みたい。

枠番 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1枠 0% 4% 11% 0% 27%
2枠 7% 14% 17% 123% 80%
3枠 10% 23% 23% 193% 95%
4枠 3% 17% 27% 106% 124%
5枠 3% 3% 10% 38% 28%
6枠 13% 13% 17% 143% 81%
7枠 5% 13% 18% 156% 92%
8枠 5% 8% 18% 84% 109%

※愛知杯2004~2019年の集計結果

年齢

2016年バウンスシャッセ、2017年マキシマムドパリ、2018年エテルナミノルと明け5歳馬が3連勝したが、複勝率・回収率を見れば軸にしたいのは明け4歳馬。2012~2014年、2019年は3着以内に2頭が入っており、強さを見せつけている。

年齢 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
3歳 3% 11% 16% 5% 69%
4歳 9% 16% 27% 214% 127%
5歳 6% 12% 13% 63% 57%
6歳 5% 8% 16% 123% 84%
7歳 0% 0% 0% 0% 0%
8歳 0% 0% 0% 0% 0%

※愛知杯2004~2019年の集計結果

血統

以下に挙げるのは、12月・1月の中京芝2000mにおける種牡馬別勝ち数ベスト10だ(集計期間:2012年12月1日~2019年1月27日)。タフさと決め手が求められる舞台だけに、サンデーサイレンス系種牡馬が上位にズラリと名を連ねている。その中に入って気を吐いているのがキングカメハメハで、単勝回収率150%、複勝回収率88%と高い数字を残している。中京競馬場改修後の愛知杯に絞れば、唯一となる2勝を挙げているのがキングカメハメハ産駒。マキシマムドパリが2017年に1着、2018年に3着と2年連続で好走しているほか、2014年にはディアデラマドレが勝利している。同じくタフさが求められる阪神競馬場と好走血統が似ているのも大きな特徴。他場ではズブさを見せがちなゼンノロブロイ産駒も、愛知杯では2013年のコスモネモシン(3着)、2016年のバウンスシャッセ(1着)と高相場を排出している。

種牡馬 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
ディープインパクト 12% 24% 32% 45% 72%
ステイゴールド 10% 14% 18% 97% 66%
キングカメハメハ 14% 23% 30% 150% 88%
ハーツクライ 6% 19% 27% 29% 61%
ハービンジャー 8% 21% 31% 35% 92%
タニノギムレット 12% 14% 21% 134% 70%
エンパイアメーカー 27% 27% 33% 125% 62%
マンハッタンカフェ 5% 20% 27% 18% 138%
ネオユニヴァース 7% 17% 21% 37% 70%
ダンスインザダーク 12% 20% 32% 88% 140%

※愛知杯2004~2019年の集計結果

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