重賞レース考察

[重賞レースの概要・見どころ]アメリカJCC

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アメリカJCCの概要・見どころ

半世紀以上にわたって名馬を送り出してきた格式高い重賞。歴代の勝ち馬には、スピードシンボリやタケホープ、ミホシンザン、メジロブライト、スペシャルウィークなど、ダービー馬や天皇賞馬、有馬記念勝ち馬などがズラリと並ぶ。一方、「冬の上がり馬」にとっては、春のG1戦線を見据えるうえでの試金石となるレース。実力馬と新興勢力の力比べに毎年、注目が集まる。

アメリカJCCの歴史

正式名称は「アメリカジョッキークラブカップ」。1960年、日米の親善と友好を目的として、ニューヨーク・ジョッキークラブから優勝杯の贈呈を受け創設された。第1回はハンデキャップ競走だったが、第2回以降は別定戦として施行されている。1984年、グレード制導入によりG2に格付け。関西圏の日経新春杯とともに、古馬中長距離路線における1月の主要レースとして定着している。

アメリカJCCの開催時期

第1回は1月5日開催。第2回以降は1月中旬~下旬の開催となっている(第13回は馬インフルエンザの影響で4月30日に開催)。

アメリカJCCの競走条件

4歳以上が出走可能。負担重量規定は、第1回がハンデキャップ。第2回以降は別定。4歳55kg、5歳以上56kg、牝馬2kg減。直近1年以内のG1競走(牝馬限定戦を除く)の勝ち馬は2kg増。直近1年以内の牝馬限定G1競走の勝ち馬、G2競走(牝馬限定戦を除く)の勝ち馬、1年以上前のG1競走(牝馬限定戦ならびに2歳戦を除く)の勝ち馬はそれぞれ1kg増。第1回は中山芝2000m、第2~7回は中山芝2600m、第8~10回、第21~24回は中山芝2500m、第11、12回は東京芝2500m、第13~20回は東京芝2400m、第25回は中山ダ1800mで開催。第26回以降は原則、中山芝2200mで開催されている。外国産馬は1972年から、外国調教馬は2006年から出走可能となっている。

アメリカJCCのコースの特徴

中山芝2200mで行われる。4コーナー出口付近からスタートし、そのまま外回りコースを1周するコース形態だ。高低差最大5.3mの急坂をスタート直後とゴール前の2度上るうえに、1コーナーから2コーナーにかけても上り坂。そのため「2200m」という字面以上のスタミナを要求されるコースでもある。

人気

別定戦でありながら、意外なことに1番人気は苦戦を強いられている。一方、2~3番人気は安定しており、2009~2018年の10年間では複勝率も100%をキープ。人気どころを軸にしつつのヒモ荒れ狙いが基本線か。

人気 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1番人気 20% 40% 40% 33% 47%
2番人気 30% 50% 70% 146% 137%
3番人気 10% 20% 50% 60% 100%
4番人気 20% 20% 30% 208% 84%
5番人気 10% 20% 20% 90% 62%
6~10番人気 2% 8% 16% 29% 86%
11番人気以降 0% 3% 3% 0% 24%

※AJCC2009~2018年の集計結果

単勝オッズ 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1.4倍以下 50% 50% 50% 70% 55%
1.5~1.9倍 100% 100% 100% 190% 110%
2.0~2.9倍 0% 67% 67% 0% 83%
3.0~3.9倍 17% 17% 33% 65% 46%
4.0~4.9倍 0% 17% 33% 0% 58%
5.0~6.9倍 38% 63% 63% 208% 118%
7.0~9.9倍 13% 13% 38% 100% 103%
10.0~14.9倍 13% 20% 33% 190% 107%
15.0~19.9倍 0% 0% 25% 0% 85%
20.0~29.9倍 0% 15% 15% 0% 77%
30.0~49.9倍 0% 13% 13% 0% 144%
50.0~99.9倍 0% 0% 6% 0% 40%
100.0倍以上 0% 0% 0% 0% 0%

※AJCC2009~2018年の集計結果

脚質

さすがは「逃げ先行有利」の中山芝2200m。2009~2018年の10年間では逃げ・先行馬の単勝回収値・複勝回収値がいずれも100%を超えている。馬券的には、人気の差し馬から入る場合には、人気薄の逃げ馬のマークは鉄則だ。

脚質 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
逃げ 9% 27% 36% 125% 196%
先行 19% 32% 41% 128% 132%
差し 4% 8% 18% 13% 42%
追込 0% 0% 0% 0% 0%
マクリ 0% 50% 100% 0% 130%

※AJCC2009~2018年の集計結果

枠順

7枠、8枠の苦戦がデータとして顕著に出ている。かといって内枠が有利かといえば必ずしもそうではなく、好成績を残しているのは3~6枠に入った馬たち。極端な内枠、外枠は割り引いて考えたい。

枠番 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1枠 0% 7% 21% 0% 105%
2枠 7% 7% 21% 35% 40%
3枠 21% 29% 29% 102% 45%
4枠 6% 13% 25% 91% 57%
5枠 6% 24% 35% 33% 90%
6枠 20% 30% 30% 143% 86%
7枠 0% 5% 15% 0% 104%
8枠 0% 5% 5% 0% 25%

※AJCC2009~2018年の集計結果

血統

以下に挙げるのは、12月・1月の中山芝2200m古馬戦における種牡馬別勝ち数ベスト10だ(集計期間:2009年1月10日~2018年1月21日)。

基本的にはサンデーサイレンス系が上位に来ているが、非サンデー系のジャングルポケットやキングカメハメハも十分に健闘している。特筆すべきはディープインパクト産駒の勝率の低さ。「差して届かず」に終わるパターンが多いのも中山芝2200mのコース形態ゆえか。

種牡馬 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
ステイゴールド 6% 13% 23% 49% 105%
ジャングルポケット 20% 27% 33% 62% 70%
ゼンノロブロイ 18% 18% 24% 113% 45%
ディープインパクト 9% 27% 32% 50% 82%
キングカメハメハ 8% 17% 25% 29% 58%
マーベラスサンデー 25% 25% 50% 200% 108%
ドリームジャーニー 50% 50% 75% 215% 135%
マンハッタンカフェ 5% 21% 32% 57% 71%
シンボリクリスエス 6% 18% 29% 44% 128%
タニノギムレット 9% 18% 27% 111% 75%

※2009~2018年の集計結果

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