- 2024年4月21日(日)京都12R:4歳以上1000万円以下【勝ち組の出馬表】 - 2024年4月20日
- 2024年4月21日(日)京都11R:読売マイラーズカップ(2024)【勝ち組の出馬表】 - 2024年4月20日
- 2024年4月21日(日)京都10R:センテニアルパークS(2024)【勝ち組の出馬表】 - 2024年4月20日
- 2024年4月21日(日)京都9R:比良山特別(2024)【勝ち組の出馬表】 - 2024年4月20日
- 2024年4月21日(日)京都8R:4歳以上500万円以下【勝ち組の出馬表】 - 2024年4月20日
フェアリーSの概要・見どころ
年明けの中山開催を彩る、3歳牝馬による桜花賞のステップレース。毎年のように2桁人気馬が馬券に絡む「大荒れレース」として知られ、2015年には11番人気のノットフォーマルが、2017年には10番人気のライジングリーズンがそれぞれ勝利を収めている。
フェアリーSの歴史
1984年に創設された3歳(現2歳)牝馬限定の重賞「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」が前身。勝ち馬には三冠牝馬メジロラモーヌや桜花賞馬エルプスがいるなど、翌年の牝馬クラシック戦線を占う重要な競走だったが、1991年に芝1200mへと改定。1994年には競走名も現行の「フェアリーステークス」に改められた。2009年、施行時期を1月に移すと同時に、距離を再び芝1600mに変更。桜花賞へと続く3歳牝馬マイル戦線の第1戦として位置づけられることになった。
フェアリーSの開催時期
第1~24回は12月中~下旬に開催(第7回は12月1日開催)。2008年は開催されなかった。翌2009年の第25回からは1月初~中旬の開催となっている。
フェアリーSの競走条件
未勝利馬・未出走馬を除く3歳馬が出走可能。負担重量は別定。馬齢重量(54kg)を基本とし、日本馬は収得賞金1800万円以上の場合1kg増、外国馬は重賞競走1着馬の場合1kg増。施行距離は第1~7回、第25回以降が芝1600m、第8~24回が芝1200m。外国産馬は1993年から、地方競馬所属馬は1996年から出走可能となった。2009年からは外国調教馬も出走可能となっている。
フェアリーSのコースの特徴
中山芝1600mで行われる。1コーナー奥のポケットからスタートし、外回りコースへと進む。2コーナーの急カーブまでの距離は短く、馬券ファンの間では「内枠有利」が定説となっている。道中はダラーッと大きなカーブを曲がり続けるイメージのまま、2コーナーからは坂を下り続けて4コーナーを回り直線へ。ゴール手前には中山名物の急坂が待ち受ける。
人気
荒れるレース。とはいえ、2009~2018年の10年間では、1~3番人気のいずれかの馬は必ず馬券に絡んでいる。人気馬から軸を選び、ヒモ荒れ狙いが妥当か。
人気 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 30% | 40% | 50% | 112% | 79% |
2番人気 | 10% | 20% | 40% | 46% | 66% |
3番人気 | 20% | 20% | 30% | 139% | 77% |
4番人気 | 0% | 10% | 20% | 0% | 60% |
5番人気 | 0% | 10% | 20% | 0% | 83% |
6~10番人気 | 4% | 14% | 22% | 238% | 139% |
11番人気以下 | 3% | 5% | 5% | 170% | 54% |
※フェアリーS2009~2018年以降の集計結果
単勝オッズ | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
1.9倍以下 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
2.0~2.9倍 | 25% | 50% | 75% | 57% | 100% |
3.0~3.9倍 | 0% | 33% | 67% | 0% | 103% |
4.0~4.9倍 | 30% | 30% | 40% | 135% | 74% |
5.0~6.9倍 | 7% | 7% | 14% | 48% | 36% |
7.0~9.9倍 | 7% | 13% | 27% | 47% | 77% |
10.0~14.9倍 | 0% | 7% | 20% | 0% | 70% |
15.0~19.9倍 | 0% | 15% | 23% | 0% | 120% |
20.0~29.9倍 | 0% | 20% | 20% | 0% | 100% |
30.0~49.9倍 | 8% | 8% | 12% | 283% | 96% |
50.0~99.9倍 | 11% | 17% | 17% | 836% | 232% |
100.0倍以上 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
※フェアリーS2009~2018年以降の集計結果
脚質
2009~2018年の10年間では、逃げが3勝、差しが6勝。中山は軒並み「逃げ先行有利」のイメージだが、フェアリーSでは当てはまらない。馬群の中で競馬ができつつ、末脚を伸ばすタイプの馬のチェックを怠らないようにしたい。
脚質 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 25% | 25% | 42% | 1041% | 328% |
先行 | 2% | 17% | 27% | 10% | 114% |
差し | 12% | 16% | 22% | 238% | 75% |
追込 | 0% | 2% | 4% | 0% | 14% |
マクリ | 0% | 33% | 33% | 0% | 200% |
※フェアリーS2009~2018年以降の集計結果
枠順
中山芝1600mのセオリー通り「内枠有利」は変わらない。ただし2018年は1着7枠、2着5枠、3着7枠と外枠勢が上位を占め、「何が何でも内枠」との固定観念はかえって危険か。また、「内枠有利」が馬券ファンの間で有名なため、「外枠ほど馬券的妙味が増す」という事実も忘れてはならない。
枠番 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 5% | 5% | 15% | 22% | 30% |
2枠 | 10% | 25% | 40% | 186% | 171% |
3枠 | 5% | 10% | 15% | 34% | 123% |
4枠 | 15% | 15% | 20% | 474% | 128% |
5枠 | 5% | 10% | 10% | 336% | 48% |
6枠 | 0% | 5% | 5% | 0% | 26% |
7枠 | 5% | 15% | 25% | 23% | 62% |
8枠 | 5% | 15% | 20% | 180% | 101% |
※フェアリーS2009~2018年以降の集計結果
血統
以下に挙げるのは、12月・1月の中山芝1600m2歳、3歳戦における種牡馬別勝ち数ベスト10だ(集計期間:2009年1月4日~2018年12月23日)。上位3頭はサンデーサイレンス系が占めている。勝率1位はディープインパクトだが、馬券的な期待値はダイワメジャー、マンハッタンカフェのほうが上。その他、ミスタープロスペクター系の健闘もやはり目立つ。この先、キングカメハメハの直仔であるロードカナロアも早々にランクインしてくることだろう。
種牡馬 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 18% | 33% | 45% | 80% | 122% |
ダイワメジャー | 10% | 21% | 33% | 161% | 94% |
マンハッタンカフェ | 14% | 21% | 32% | 143% | 90% |
キングカメハメハ | 7% | 25% | 32% | 57% | 119% |
ハーツクライ | 7% | 13% | 17% | 157% | 61% |
サクラバクシンオー | 17% | 17% | 20% | 128% | 46% |
ジャングルポケット | 8% | 13% | 25% | 190% | 99% |
アドマイヤムーン | 9% | 15% | 20% | 59% | 70% |
ヴィクトワールピサ | 14% | 21% | 25% | 222% | 87% |
ディープブリランテ | 24% | 29% | 35% | 288% | 102% |
※2009~2018年の集計結果