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2017年の牡馬クラシック路線を人気上位馬として好走を続けたダンビュライト。新馬戦勝利以降、翌年末まで未勝利ながら、クラシック路線を完走してみせた。
年明けのアメリカジョッキークラブカップでは再昇級戦ながら、2着に0.3秒差をつけて完勝。前走の宝塚記念でも5着と、G1にも手が届きそうな位置まで戻ってきている。
今回は、アメリカジョッキークラブカップと同じ舞台で行われるオールカマーを陣営は選択してきた。関西馬ながら、このレースに遠征するあたりは、中山への適性を、厩舎も見越していることの現れなのだろう。
それでも今回はレイデオロやアルアインなど、強力なライバルも揃っている。オールカマーでも好走なるのか? ダンビュライトをさまざまな角度から解析していきたい。
目次
[騎手]4戦2勝と相性の良い舞台
中山芝2200mにおける武豊騎手は勝率50%と、騎乗機会が少ないなかで結果を残している。基本は関西圏での出走が多く、騎乗するとしても重賞であることがほとんど。2016年のアメリカジョッキークラブカップをディサイファで制しており、コースに対して良い印象を持っていることだろう。
オールカマーにおいては、2013年にメイショウナルトで2着に好走しており、過去10年ではこの1度のみとなっている。特殊な距離で行われる重賞だけに、むしろ得意意識すら持っているかもしれない。
近年もキタサンブラックで中山を賑わせていたように、この舞台へ好印象を持っているはずだ。久々の騎乗になるが、鞍上に任せておけば良さそうである。
0 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
6- 5- 1-28/40 | 15% | 28% | 30% | 97% | 54% |
6- 4- 2-26/38 | 16% | 26% | 32% | 121% | 87% |
5- 9- 4-22/40 | 13% | 35% | 45% | 46% | 76% |
4- 6- 1-11/22 | 18% | 46% | 50% | 152% | 120% |
4- 2- 1-22/29 | 14% | 21% | 24% | 78% | 65% |
3- 1- 4-19/27 | 11% | 15% | 30% | 68% | 121% |
2- 2- 7-33/44 | 5% | 9% | 25% | 49% | 80% |
2- 2- 0-26/30 | 7% | 13% | 13% | 39% | 49% |
2- 2- 0-12/16 | 13% | 25% | 25% | 105% | 81% |
2- 1- 1-21/25 | 8% | 12% | 16% | 28% | 29% |
2- 1- 0- 8/11 | 18% | 27% | 27% | 100% | 50% |
2- 1- 0- 0/ 3 | 67% | 100% | 100% | 226% | 163% |
2- 0- 0- 2/ 4 | 50% | 50% | 50% | 175% | 72% |
1- 4- 2- 6/13 | 8% | 39% | 54% | 15% | 95% |
1- 3- 3-11/18 | 6% | 22% | 39% | 33% | 102% |
1- 1- 3-16/21 | 5% | 10% | 24% | 9% | 77% |
1- 1- 2-23/27 | 4% | 7% | 15% | 26% | 33% |
1- 1- 2-22/26 | 4% | 8% | 15% | 30% | 28% |
1- 0- 2- 4/ 7 | 14% | 14% | 43% | 55% | 74% |
1- 0- 2-13/16 | 6% | 6% | 19% | 36% | 38% |
1- 0- 2- 1/ 4 | 25% | 25% | 75% | 122% | 185% |
1- 0- 1- 0/ 2 | 50% | 50% | 100% | 90% | 245% |
1- 0- 0- 1/ 2 | 50% | 50% | 50% | 160% | 75% |
1- 0- 0- 2/ 3 | 33% | 33% | 33% | 60% | 36% |
1- 0- 0- 1/ 2 | 50% | 50% | 50% | 280% | 90% |
1- 0- 0- 4/ 5 | 20% | 20% | 20% | 142% | 66% |
1- 0- 0- 4/ 5 | 20% | 20% | 20% | 104% | 40% |
1- 0- 0- 4/ 5 | 20% | 20% | 20% | 152% | 46% |
1- 0- 0- 3/ 4 | 25% | 25% | 25% | 80% | 30% |
0- 4- 3-31/38 | 0% | 11% | 18% | 0% | 56% |
※中山芝2200m 2015年以降の集計結果
[厩舎]ダンビュライトで制したコース
中山芝2200mにおける音無厩舎は、勝率20%と好成績を残している。今年のアメリカジョッキークラブカップをダンビュライトで制しているように、相性の良い舞台と判断していいだろう。
過去10年のオールカマーでは3度挑戦して、2010年のサンライズベガ(7番人気・4着)が最高着順となっている。2014年にはクランモンタナが3番人気で出走し、14着と大敗してしまったが、この年は新潟での代替開催だった特殊な年。それ以外は人気以上の着順を確保しており、特に問題のない舞台と判断して良さそうだ。
0 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
6- 5- 1-28/40 | 25% | 31% | 44% | 174% | 81% |
6- 4- 2-26/38 | 15% | 35% | 35% | 68% | 51% |
5- 9- 4-22/40 | 17% | 25% | 42% | 127% | 139% |
4- 6- 1-11/22 | 11% | 33% | 33% | 87% | 60% |
4- 2- 1-22/29 | 11% | 11% | 11% | 22% | 13% |
3- 1- 4-19/27 | 20% | 20% | 20% | 78% | 28% |
2- 2- 7-33/44 | 0% | 20% | 33% | 0% | 58% |
2- 2- 0-26/30 | 0% | 25% | 25% | 0% | 50% |
2- 2- 0-12/16 | 0% | 0% | 17% | 0% | 93% |
2- 1- 1-21/25 | 0% | 0% | 6% | 0% | 19% |
※中山芝2200m 2015年以降の集計結果
[血統]相性の良いルーラーシップ産駒
オールカマー過去10年において、3着内に入った30頭中、29頭が父もしくは母父にサンデーサイレンス系か、父がロベルト系の血を持った馬だった。先週もこの条件を満たしたジェネラーレウーノが勝利し、条件を満たさないレイエンダは2着に敗れている。
中山芝2200mにおけるルーラーシップ産駒は勝率27%と高い成績を残しており、相性の良い舞台であると判断したい。ダンビュライトが制したアメリカジョッキークラブカップ以外にも、水仙賞をロサグラウカが勝利。このレースは2着に入ったウラヌスチャームもルーラーシップ産駒だった。ルーラーシップの父である、キングカメハメハ産駒は大苦戦しているコースだが、ルーラーシップ産駒は問題ないと評価していい。
0 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
6- 5- 1-28/40 | 11% | 18% | 31% | 63% | 103% |
6- 4- 2-26/38 | 13% | 27% | 32% | 54% | 46% |
5- 9- 4-22/40 | 46% | 55% | 64% | 304% | 127% |
4- 6- 1-11/22 | 27% | 46% | 46% | 157% | 129% |
4- 2- 1-22/29 | 25% | 38% | 50% | 98% | 71% |
3- 1- 4-19/27 | 20% | 30% | 30% | 93% | 114% |
2- 2- 7-33/44 | 3% | 11% | 14% | 16% | 22% |
2- 2- 0-26/30 | 6% | 6% | 6% | 69% | 25% |
2- 2- 0-12/16 | 0% | 11% | 19% | 0% | 82% |
2- 1- 1-21/25 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
2- 1- 0- 8/11 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
※中山芝2200m 2015年以降の集計結果
[脚質]先行押し切りで粘り込みを狙う
オールカマー過去10年の勝ち馬のうち7頭が、上がり3ハロンタイム3位以内の末脚を繰り出した馬だった。
アメリカジョッキークラブカップでは4コーナーを2番手で回り、後続を完封するレースだった。オールカマーの傾向とは一致しない部分もあるが、先週行われたセントライト記念ではジェネラーレウーノが先行から押し切る競馬で勝利している。
こういった競馬で武豊騎手とは良い競馬をしてきたコンビなら、今回も好走してきそうである。
0 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
6- 5- 1-28/40 | 10% | 20% | 31% | 82% | 80% |
6- 4- 2-26/38 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
※オールカマー 2008年以降の集計結果
[前走]複勝率の高い宝塚記念好走組
オールカマー過去10年において、3着内に入った30頭中、28頭が前走で重賞競走に出走していた馬だった。勝ち馬に関しては、10頭のうち6頭が前走でG1レースに出走していた馬で、実績上位の馬が、人気に応えて結果を出すことが多い。
ダンビュライトの前走は宝塚記念5着で、このローテーションで挑んだ馬は、オールカマーでも好走することが多くなっている。宝塚記念で掲示板を確保していた馬は、2-3-1-2という成績で、複勝率は75%と安定感抜群。さらに、馬券圏外に敗れた馬は、いずれも宝塚記念勝っていた馬だった。前走と同じ距離を連戦する効果はありそうである。
0 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
6- 5- 1-28/40 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
6- 4- 2-26/38 | 0% | 0% | 10% | 0% | 55% |
5- 9- 4-22/40 | 4% | 9% | 17% | 83% | 53% |
4- 6- 1-11/22 | 7% | 7% | 19% | 22% | 42% |
4- 2- 1-22/29 | 23% | 50% | 54% | 112% | 107% |
※オールカマー 2008年以降の集計結果
[馬体重]理想的な馬体重
オールカマー過去10年において、3着内に入った30頭中、25頭が馬体重500キロ未満の馬だった。勝ち馬に関しては過去10年で9頭がこのデータに該当しており、大型馬で勝利したのは2011年のアーネストリー(522キロ)のみだった。
ダンビュライトは前走でプラス12キロと大きく馬体重を増やしたものの、それでもオールカマーの適性体重内である。さすがにプラス20キロ増えるとは考えにくく、このデータはクリアできることだろう。
0 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収 | 複回収 |
---|---|---|---|---|---|
6- 5- 1-28/40 | 9% | 15% | 24% | 75% | 63% |
6- 4- 2-26/38 | 3% | 11% | 13% | 3% | 35% |
※オールカマー 2008年以降の集計結果
[まとめ]得意の中山で安定感見せるか
ここまでのデータを振り返ってみると、プラスデータばかりが揃った印象だ。唯一マイナスになるとすれば、先行する脚質のことくらいだろう。その部分に関しても、今年の馬場なら、むしろダンビュライト向きとなるかもしれない。あまりマイナスに評価しないでいいと考えよう。
また、中山は3戦して1勝3着2回と馬券圏外に敗れていない。これはG2とG1だけの成績であり、相性が良い舞台なのだろう。データ分析からは、マイナス材料が少なく、好走の可能性が高い馬と評価したい。