重賞レース考察

[重賞レースの概要・見どころ]シンザン記念

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シンザン記念の概要・見どころ

新春の淀で繰り広げられる3歳馬限定のマイル重賞。1990年代までは「クラシックに直結しない競走」と揶揄されたりもしたが、2002年の優勝馬タニノギムレットがダービーを勝ってから潮目が一変。2012年の優勝馬ジェンティルドンナ、2018年の優勝馬アーモンドアイと三冠牝馬2頭を輩出しているほか、2011年2着のオルフェーヴルも後に三冠を達成しており、クラシックを展望する上で重要な一戦となっている。

シンザン記念の歴史

クラシック三冠、天皇賞(秋)、有馬記念を制覇し、史上初の「五冠馬」となった名馬シンザンの功績をたたえ、3歳限定の重賞競走として1967年に創設された。施行条件は、京都競馬場が改修工事中だったため阪神競馬場で行われた1980年と1994年を除き、一貫して京都競馬場芝1600m(外回り)。1974年には競走名が「日刊スポーツ賞シンザン記念」に改められた。1984年、グレード制導入によりG3に格付け。東西の金杯とともに、新春を彩る重賞として存在感を示している。

シンザン記念の開催時期

レース創設以来、1月初旬~中旬の開催で変わっていない。

シンザン記念の競走条件

未勝利馬・未出走馬を除く3歳馬が出走可能。負担重量は別定。馬齢重量(牡馬56kg、牝馬54kg)を基本とし、日本馬は収得賞金1800万円以上の場合1kg増、外国馬は重賞競走1着馬の場合1kg増。外国産馬は1995年から、地方競馬所属馬は1996年から出走可能となった。2009年からは外国調教馬も出走可能となっている。

シンザン記念のコースの特徴

京都芝1600m(外回り)で行われる。2コーナー奥のポケットからスタート。3コーナーでは京都名物の坂を上り、下りで加速をつけて4コーナーを回る。直線は404mと長いものの、坂はなく平坦。そのためゴール前は、粘り込みを図る逃げ馬と、坂での加速と長い直線を最大限に生かした追込馬とのダイナミックな争いになることも多い。

人気

データを見てまず目につくのが6~10番人気馬の単勝回収率・複勝回収率。ともに100%を超えている。2009~2018年のデータのため、サンプル数が少ないといえばそれまでだが、5番人気馬の成績と比べてみても、6~10番人気馬の成績は信頼に足る数字と言えることができるだろう。一方、1~2番人気の勝率も及第点といえる成績。「アタマは固く、ヒモは荒れる」という傾向がデータには現れている。

人気 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1番人気 30% 30% 40% 80% 55%
2番人気 30% 50% 50% 123% 90%
3番人気 0% 10% 30% 0% 80%
4番人気 10% 20% 30% 72% 80%
5番人気 0% 0% 10% 0% 21%
6~10番人気 6% 16% 22% 144% 112%
11番人気以下 0% 2% 7% 0% 68%

※シンザン記念2009~2018年の集計結果

単勝オッズ 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1.9倍以下 100% 100% 100% 160% 110%
2.0~2.9倍 20% 20% 40% 58% 56%
3.0~3.9倍 25% 25% 25% 85% 42%
4.0~4.9倍 20% 60% 60% 80% 106%
5.0~6.9倍 10% 10% 30% 50% 59%
7.0~9.9倍 9% 18% 27% 65% 72%
10.0~14.9倍 0% 7% 7% 0% 26%
15.0~19.9倍 0% 16% 26% 0% 94%
20.0~29.9倍 20% 33% 40% 481% 223%
30.0~49.9倍 0% 0% 20% 0% 152%
50.0~99.9倍 0% 6% 12% 0% 137%
100.0倍以上 0% 0% 0% 0% 0%

※シンザン記念2009~2018年の集計結果

前走距離

1600mを使ってきた馬が出走頭数・成績ともに圧倒的。そこからずれた距離を見ていくと、前走1400m・1800mともに2009~2018年の10年間では1勝ずつだが、馬券に絡む率としては前走1800mのほうが上か。前走同距離の馬を軸に、距離短縮組にも注意を払いたい。

前走距離 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1200m 0% 4% 9% 0% 101%
1400m 4% 8% 16% 13% 58%
1600m 10% 18% 26% 117% 89%
1800m 8% 25% 25% 41% 87%
2000m 0% 0% 13% 0% 26%

※シンザン記念2009~2018年の集計結果

脚質

逃げ・先行馬が脅威的な成績を残している。3コーナーからの加速が利用でき、長い直線を最大限に活用できる差し・追込馬も、シンザン記念という舞台では不利といわざるを得ない。立ち回りがうまく、すっと好位に取り付ける馬を狙うのが賢明だ。

脚質 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
逃げ 20% 30% 50% 51% 238%
先行 13% 23% 31% 152% 142%
差し 2% 8% 16% 9% 53%
追込 4% 9% 11% 65% 30%

※シンザン記念2009~2018年の集計結果

枠順

勝率・複勝率をご覧いただければわかる通り、馬券に絡む率は圧倒的に「1~4枠」に入った馬たちのほうが高い。外枠不利の傾向が顕著に出ている。とくに14頭立て以上の多頭数ならばなおさら、4枠よりうちに入った馬を軸に据えるべきだ。

枠番 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1枠 14% 29% 36% 48% 103%
2枠 6% 13% 25% 45% 101%
3枠 12% 18% 29% 149% 120%
4枠 11% 22% 28% 146% 134%
5枠 5% 5% 5% 144% 25%
6枠 0% 10% 15% 0% 71%
7枠 5% 5% 10% 23% 68%
8枠 5% 14% 24% 7% 56%

※シンザン記念2009~2018年の集計結果

血統

以下に挙げるのは、1月・2月の京都芝1600m(外回り)3歳戦における種牡馬別勝ち数ベスト10だ(集計期間:2009年1月11日~2018年2月3日)。1位のディープインパクトを筆頭に5位のネオユニヴァースまでサンデーサイレンス系の馬が並んでいる。しかし6位のキングカメハメハは10位のロードカナロアを輩出し、ロードカナロアは2018年の三冠牝馬アーモンドアイを生み出した。この先、キングカメハメハ系の逆襲はあるか。注目だ。

種牡馬 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
ディープインパクト 21% 30% 46% 73% 85%
マンハッタンカフェ 30% 40% 40% 127% 89%
ハーツクライ 20% 20% 30% 262% 85%
アグネスタキオン 10% 30% 40% 223% 100%
ネオユニヴァース 13% 25% 25% 62% 72%
キングカメハメハ 7% 7% 14% 142% 57%
シンボリクリスエス 17% 17% 33% 88% 90%
スクリーンヒーロー 33% 33% 33% 166% 63%
ロードカナロア 25% 25% 25% 72% 37%
ブラックタイド 25% 25% 25% 392% 80%

※2009~2018年の集計結果

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