重賞レース考察

[重賞レースの概要・見どころ]京都金杯

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京都金杯の概要・見どころ

関東圏の中山金杯と同日に行われる、関西圏の年明け最初の重賞。マイル戦線での飛躍を近く古馬たちが、京都芝1600mの舞台で現状の「腕試し」に挑む。前年、クラシック路線を歩んできた馬が「路線変更」の第一歩としてこのレースを選ぶケースも少なくなく、2017年には三冠レースで4、4、3着だったエアスピネルが力でねじ伏せている。ハンデG3ゆえ、思わぬ大波乱決着となることもたびたびある。

京都金杯の歴史

1963年に創設された古馬重賞「迎春賞」が前身。1966年の第4回から、競走名が「金杯」に改称されると同時に「スポーツニッポン賞」という冠がつくこととなる。第34回からは、

関東圏で行われる同名競走と区別するため「京都金杯」に改められた。開催場は、第18回、第32回が阪神で行われている以外、すべて京都開催となっている。1984年、グレード制導入によりG3に格付け。創設以来、第37回までは芝2000mの舞台で施行されてきたが、第38回以降は芝1600mの条件に改定された。これにより、「中距離G1を目指す馬は中山金杯、マイルG1を目指す馬は京都金杯」と路線が整備され、より質の高い戦いが繰り広げられることとなった。

京都金杯の開催時期

創設以来、原則、新年最初の開催日に施行されている。

京都金杯の競走条件

直近1年以内に出走歴のある4歳以上が出走可能。負担重量規定は、第1~3回と第19回以降はハンデキャップ。第4~18回は別定。1993年、混合競走に指定され外国産馬が出走可能となり、2006年には国際競走に指定され、外国調教馬も出走可能となった。創設から第37回までは芝2000mで行われていたが、第38回以降は芝1600mに改定されている。

京都金杯のコースの特徴

京都芝1600m(外回り)で行われる。2コーナー奥のポケットからスタート。3コーナーでは京都名物の坂を上り、下りで加速をつけて4コーナーを回る。直線は404mと長いものの、坂はなく平坦。そのためゴール前は、粘り込みを図る逃げ馬と、坂での加速と長い直線を最大限に生かした追込馬とのダイナミックな争いになることも多い。

人気

京都金杯の定石は「2番人気馬の評価を落とす」こと。2009~2018年の10年間で勝利はゼロ。2着も1度しかない。ただし2番人気を除く上位人気馬の勝率は決して低くなく、「アタマは2番人気以外の上位人気馬」という狙いが現実的なところか。特筆すべきは5番人気馬。単勝回収値200%超で、馬券的妙味は高い。1着候補の1頭に入れておく価値はありそうだ。

人気 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1番人気 20% 40% 50% 54% 70%
2番人気 0% 10% 30% 0% 59%
3番人気 20% 50% 50% 120% 107%
4番人気 10% 20% 20% 64% 42%
5番人気 20% 20% 40% 214% 112%
6~10番人気 6% 10% 18% 71% 78%
11番人気以下 0% 2% 3% 0% 34%

※京都金杯2009~2018年の集計結果

単勝オッズ 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1.9倍以下 100% 100% 100% 180% 110%
2.0~2.9倍 0% 50% 50% 0% 65%
3.0~3.9倍 20% 20% 40% 72% 56%
4.0~4.9倍 0% 40% 40% 0% 74%
5.0~6.9倍 20% 47% 60% 122% 126%
7.0~9.9倍 6% 6% 11% 39% 31%
10.0~14.9倍 24% 35% 53% 295% 185%

※京都金杯2009~2018年の集計結果

ハンデ

斤量57kgに妙味あり。その他は斤量によって大きな特徴は見られない。ただし、集計期間中、54.5kgと55.5kgの出走馬がいなかったことは付け加えておきたい。

斤量 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
52kg 0% 0% 0% 0% 0%
53kg 6% 6% 25% 38% 163%
54kg 0% 7% 13% 0% 40%
54.5kg 0% 0% 0% 0% 0%
55kg 10% 13% 13% 74% 34%
55.5kg 0% 0% 0% 0% 0%
56kg 0% 3% 9% 0% 16%
56.5kg 33% 33% 33% 60% 36%
57kg 23% 36% 36% 227% 128%
57.5kg 0% 17% 33% 0% 68%
58kg 0% 13% 25% 0% 81%

※京都金杯2009~2018年の集計結果

脚質

京都金杯では逃げ・先行馬の信頼度が高い。2009~2018年の10年間では、差し・追込馬は勝率・複勝率・単勝回収値・複勝回収値で苦戦を強いられている。軸には前、前で運べる馬を選ぶのが鉄則だ。

脚質 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
逃げ 20% 20% 30% 191% 111%
先行 8% 14% 24% 58% 67%
差し 5% 11% 17% 36% 72%
追込 4% 13% 15% 34% 31%

※京都金杯2009~2018年の集計結果

枠順

芝を1ヵ月休ませた後の開幕週という影響もあるのだろうか。内枠が圧倒的有利だ。4枠からうちに入っていなければ勝負にならないといっても過言ではない。2018年には6枠のブラックムーンが勝ったが、これは前年秋、台風の中の開催が続いたことにより芝の痛みが癒えきっていなかったのが原因だろう。枠が決まった時点で、勝負は大方決まっていると見ることもできる。

枠番 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1枠 16% 32% 37% 135% 107%
2枠 11% 16% 21% 68% 54%
3枠 5% 21% 37% 9% 77%
4枠 15% 20% 30% 171% 135%
5枠 0% 0% 10% 0% 21%
6枠 5% 5% 5% 33% 10%
7枠 0% 5% 5% 0% 46%
8枠 0% 4% 9% 0% 44%

※京都金杯2009~2018年の集計結果

血統

以下に挙げるのは1月・2月の京都芝1600mにおける種牡馬別勝ち数ベスト10だ(集計期間:2009年1月4日~2018年12月15日)。ディープインパクトが圧倒的な数字を残しているのは今さら言うべきことでもないが、その周りを見渡してもサンデーサイレンス系の種牡馬が上位をほぼ独占している。たとえ人気になろうとも、絶対に無視してはいけない事実だ。

種牡馬 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
ディープインパクト 18% 30% 39% 71% 82%
キングカメハメハ 10% 19% 23% 213% 92%
マンハッタンカフェ 17% 26% 37% 180% 132%
アグネスタキオン 8% 23% 29% 73% 70%
ダイワメジャー 8% 14% 18% 69% 75%
ネオユニヴァース 11% 19% 22% 82% 65%
スペシャルウィーク 10% 23% 26% 170% 119%
フジキセキ 7% 10% 20% 83% 71%
ハーツクライ 11% 14% 25% 306% 101%
アドマイヤムーン 10% 29% 38% 66% 122%

※京都金杯2009~2018年の集計結果

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