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中山芝1200mを精密データ攻略

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競馬予想大学編集部
競馬歴10年以上のスタッフが担当。データの取り扱いが得意で、馬券の収支に直結するデータを配信することを心掛けています。競馬予想大学を通して1人でも多くの方が競馬で勝つ楽しみを味わって頂けるよう全力を尽くします。

こんにちは。編集部のEです。

ここでは中山芝1200mをデータから攻略します。

このコースで開催される最大のレースといえば、毎年9月末~10月頭に行なわれるG1のスプリンターズS。秋のG1シリーズの幕開けとなる一戦でもあり、幸先よく馬券を的中させたいところです。

他に重賞は、毎年3月頭に高松宮記念の前哨戦となるオーシャンS(G3)が開催。また、オープン特別も年間5レース前後組まれます。

このように、中山芝1200mでは上級クラスのレースも結構な数が行なわれます。中上級者だけでなく、メインレースを中心に馬券を買う初心者や初級者の方も、攻略法を知っておきたいコースといえるでしょう。

中山芝1200mのコース特性

ハイペースになりやすい

中山芝1200mはゲート地点から4コーナーまで、約4.5mの下り坂が続きます。そのため、スタートからハイペースになりやすい傾向があります。ただし、ゴール前には中山名物の急坂が待ち構えるため、前半から飛ばしすぎると一気に失速してしまいます。

基本的には先行有利ですが、力がない馬が逃げ切るのは困難。前半のハイペースを無理なく追走できるスピードがあり、急坂でも踏ん張り抜ける能力が求められるコースです。

中山芝1200mの人気分析!

3番人気の成績が良好

中山芝1200mの人気傾向を見ていきましょう。

人気 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1番人気 34% 49% 62% 90% 86%
2番人気 16% 31% 40% 64% 69%
3番人気 14% 27% 39% 94% 83%
4番人気 5% 17% 31% 30% 69%
5番人気 8% 15% 28% 77% 82%
6番人気 3% 15% 20% 46% 72%
7番人気 2% 5% 12% 26% 46%
8番人気 6% 17% 22% 102% 111%
9番人気 6% 12% 17% 159% 119%
10番人気~ 1% 3% 5% 84% 59%

※2015年9月12日~2018年4月15日の集計

1番人気は勝率33.9%、単勝回収値90で、まずまず良好です。ただし、1着数に比べると2、3着の回数は若干少なめなので、アタマで買ったほうが効率はよさそう。券種でいえば、馬単や3連単の1着固定がオススメです。

一方、2番人気の成績はイマイチで、単複の回収値はいずれも60台にとどまっています。勝率などの好走率も水準以下といわざるをえないレベルです。

むしろ狙ってみたいのは3番人気。その好走率は2番人気に迫るレベルで、単勝回収値94もなかなかの優秀です。2016年のスプリンターズSを制したときのレッドファルクスが3番人気でした。

4番人気以下に目を移すと、4~7番人気は総じて振るわない数字が並んでいます。いわゆる中穴級の好走はあまり期待できないようです。

注目はその下。8番人気と9番人気の数字が優秀で、いずれも単複ともに100以上の回収値を記録しています。穴を狙うなら、このあたりの人気に目をつけるのがひとつの作戦となりそうです。

中山芝1200mの枠番分析!

真ん中~外の枠が勝ち切ってくる

中山芝1200mの枠の傾向を見ていきましょう。

枠番 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
1枠 7% 16% 21% 45% 56%
2枠 6% 13% 21% 59% 69%
3枠 4% 14% 21% 27% 78%
4枠 7% 12% 19% 87% 99%
5枠 7% 13% 19% 135% 81%
6枠 11% 17% 25% 56% 73%
7枠 6% 11% 15% 124% 50%
8枠 6% 11% 18% 93% 72%

※2015年9月12日~2018年4月15日の集計

全体的な傾向としていえるのが、真ん中から外にかけての枠がいい数字を残していることです。

もっとも好走率が高いのは6枠。好走率にまつわる勝率、連対率、複勝率の3項目すべてでトップの数字を残しています。

単勝回収値は56にとどまっていますが、これは全24勝中21勝が1~3番人気と、上位人気が強いため。ここに限った成績を出すと、勝率45.7%、単勝回収値179と抜群ですので、人気馬の信頼性は極めて高いといえます。

また、6枠の両隣、5枠は単勝回収値135、7枠も同124と高い数値を記録。4枠や8枠も水準以上の回収値を残しており、前述した通り、真ん中から外にかけての枠は総じて数字が並びます。

対して、1~3枠は勝率や単勝回収値が低め。連対率や複勝率は4~8枠と差がないのですが、アタマでは買いづらくなっています。1~3枠の馬を軸に据える場合は、2、3着に落ちるケースを想定しておきたいところです。

中山芝1200mの騎手分析!

M・デムーロ騎手が驚異の勝率

中山芝1200mの騎手成績(1着数順。同数の場合は2着数で、以下同)を見ていきましょう。

騎手 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
戸崎圭太 15% 32% 42% 48% 67%
M.デムーロ 50% 50% 56% 212% 106%
田辺裕信 12% 17% 31% 64% 101%
横山典弘 14% 30% 33% 46% 72%
北村宏司 10% 19% 29% 151% 89%
内田博幸 7% 13% 20% 65% 60%
柴田大知 9% 14% 21% 98% 72%
石橋脩 16% 22% 34% 95% 79%
蛯名正義 8% 15% 19% 113% 68%
柴山雄一 8% 10% 18% 86% 50%

※2015年9月12日~2018年4月15日の集計

11勝を挙げてトップとなったのは戸崎圭太騎手。ただし、複勝率41.7%と馬券にはなっていますが、単勝回収値48、複勝回収値67にとどまり、物足りない印象が拭えません。

恐ろしいのが2位のミルコ・デムーロ騎手で、16回乗って8勝としっかり勝ち切ってきます。16年と17年にはレッドファルクスでスプリンターズSを連覇。もちろん、単勝回収値も212と非常に優秀です。

7勝で3位の田辺裕信騎手は、単勝回収値こそ64ですが、複勝回収値は101。人気馬をアタマで買い、穴馬をヒモで拾うとよさそうです。

5位の北村宏司騎手は単勝回収値151。このコースの穴ジョッキーとして要注意の存在です。反面、1~3番人気では【1・2・4・10】と凡走も目立ちます。

そのほか、人気で信頼できるジョッキーとして、柴田大知騎手、石橋脩騎手の名前を挙げておきましょう。

中山芝1200mの種牡馬分析!

ランキング上位の取りこぼしに注意

中山芝1200mの種牡馬成績を見ていきましょう。

種牡馬 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
ダイワメジャー 10% 23% 29% 47% 67%
アドマイヤムーン 10% 26% 34% 32% 89%
ディープインパクト 14% 16% 22% 72% 47%
キンシャサノキセキ 6% 18% 26% 22% 86%
ハービンジャー 29% 50% 57% 405% 169%
スウェプトオーヴァ 14% 21% 28% 56% 51%
ハーツクライ 17% 21% 29% 238% 97%
シンボリクリスエス 27% 36% 46% 221% 95%
FastnetRock 30% 30% 40% 70% 83%
ベーカバド 8% 29% 42% 64% 186%

※2015年9月12日~2018年4月15日の集計

全体的な傾向として、勝利数、好走数が多い上位種牡馬の単勝回収値がそれほど高くありません。

その原因となっているのが2着の多さ。1位のダイワメジャーは1着11回に対して2着14回、2位のアドマイヤムーンは1着6回に対して2着10回、4位のキンシャサノキセキも1着4回に対して2着9回となっています。

これらの種牡馬の産駒は出走回数も多いですが、2着に取りこぼすシチュエーションを想定しておいたほうがいいでしょう。

3位のディープインパクトは、短距離は守備範囲とはいえませんが、1~5番人気に限れば勝率26.3%、単勝回収値141。牝馬を中心に上位人気なら買えます。

また、5位のハービンジャーや7位のハーツクライにとっても得意な距離ではありませんが、成績は意外なほど優秀。ハービンジャーは1000万下までのクラス、ハーツクライは逆に1600万下から上のクラスで狙ってみたいところです。

中山芝1200mの■■■分析!

クラスによって荒れ具合が一変

最後に中山芝1200mのクラス別成績を見ていきましょう。

クラス 勝率 連対率 複勝率 単回収 複回収
新馬 7% 13% 20% 18% 54%
未勝利 7% 13% 20% 42% 66%
500万下 7% 13% 20% 119% 78%
1000万下 7% 13% 20% 76% 77%
1600万下 6% 13% 19% 157% 89%
OPEN特別 7% 14% 21% 42% 62%
G3 6% 13% 19% 92% 58%
G2 0% 0% 0% 0% 0%
G1 6% 13% 19% 35% 74%

※2015年9月12日~2018年4月15日の集計年以降の集計結果

まず、新馬戦は単勝回収値がわずかに18しかありません。集計期間に行なわれた9レースで、1番人気が7勝、2、3番人気がそれぞれ1勝と、人気馬しか勝っていないのがその原因です。中山芝1200mの新馬戦で大きな穴を狙うのはちょっと無謀かもしれません。

新馬戦ほどではありませんが、未勝利戦も単勝回収値42しかなく、上位人気が強い傾向が出ています。

ところが、500万下は単勝回収値119と、いきなり数値が跳ね上がります。8~11番人気あたりの穴馬が勝ち切る例が多く、波乱の可能性も十分にあるクラスといえます。

さらに荒れているのが、単勝回収値157の1600万下。1番人気の成績は悪くないのですが、2~5番人気が勝率3.3%、単勝回収値15と振るわないのがその大きな原因となっています。ここも8番人気以下の穴馬の激走が多く、穴党の方には楽しみがあるクラスとなっています。

オープン特別やG1(スプリンターズS)は単勝回収値が低く、人気馬が勝っている様子が見てとれます。オープンクラスで波乱に期待するなら、単勝回収値92のG3(オーシャンS)でしょう。

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